Diary 2008. 2
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2月26日 (火)  明日から中国

明日から3月1日まで,3泊4日の日程で中国の吉林省にある吉林農業大学を訪問することになった.筑波大学と吉林農業大学との研究交流に関する会議に出席するためで,当初出席予定だった筑波大の先生が出席できなくなり,急遽その代わりに,なぜかわたしが参加する羽目になった.おかげで,会議で30分ほど英語できのこの話をすることになり,今日はそのためのスライド作成に追われている.何とか,スライド自体は作り終えたので,あとは当日の発表のスクリプトを考えないといけない.さすがに,英語の発表ではスクリプトを作らないとキツいので,これは今夜から明日にかけて考えることにしよう.明日は朝5時つくば発,成田から北京経由で吉林省の省都である長春に向かう.会議は明後日,28日である.長春はどうやら氷点下15℃ほどらしく,まだ厳寒の季節のようだ.無事に帰ってこれるかどうか心許ないが,何とかなるだろうか.


2月25日 (月)  日本のGeastrum fornicatum

Geastrum fornicatumは日本からは正式な報告がないが,これまで東京,埼玉,三重,兵庫などから標本が採集されており,現在,埼玉県の坂本晴雄氏らと共同で調査を進めている.幸い,国立科博にはアメリカ・カリフォルニア産のG. fornicatumの標本が収蔵されており,日本産とアメリカ産標本の比較検討を容易にすることができた.日本のG. fornicatumは孔縁盤が明瞭な繊維状で,この点が海外の標本や記載と大きく異なる.しかも,このような孔縁盤の形態は数十点の日本産標本に共通して見られる特徴であり,日本の標本と海外の標本や記載とでは,形態的に全く同一とは言えないので,さらに検討が必要である.ちなみに,日本産の菌は多くは内皮は褐色だが(画像1,埼玉県産),時にクリーム色を帯びることがあるようだ(画像2,兵庫県産).両者は担子胞子(画像3)などの顕微鏡的特徴はほぼ同一である.

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2月22日 (金)  花粉が

そろそろスギ花粉症の季節になったようだ.このところつくば周辺も暖かくなり,日中は10℃を上回るようになった.夜も,氷点下にはならない日が何日か続いている.そんなこともあり,昨日あたりから目がしばしばして,かゆくなってきた.花粉が飛散を始めたようだ.わたしは様々な用事が立て込んでいて,ゆっくりときのこ採集やドライブや山歩きもできない日が続いているが,季節は移ろい始めている.早くしないと冬がどこかに行って,春になってしまう.春に早くなってほしいが,冬もまだ見ておきたい気もする.困ったものだ.今日はこれから江戸崎に出張.江戸崎は茨城県南部,千葉県境にほど近い場所にある.つくばからは車で片道50分ほどのドライブだ.


2月21日 (木)  docxって何だ

チュニジアの先生から書類がメイルで送信されてきた.MS-Wordで開こうと思ったが,文字化けして開けない.ファイルの拡張子が「.doc」だと思っていたのだが,よく見ると「.docx」となっている.「.docx」って何だよ?こんなファイルをもらったのは初めてだ.調べてみると,Microsoft Word 2007から,ファイルの形式が変更になったらしく,拡張子もそれまでの「.doc」から「.docx」になったという.Microsoftめ,余計なことをしてくれるものだ.これもMicrosoftの陰謀の一種だろうか.

「.docx」ファイルを今までのMS-Wordで開けないかと思って調べてみると,「.docx」ファイルを
コンバートしてくれるというサイトを発見.しかしこのサイトが謎でなんだか使えない:
http://www.docx-converter.com/

一方「.docx」の後ろに,さらにzipの拡張子を追加するとzipフォルダとなり,中身が見られるという情報をゲットし,「.zip」と追加してみたところ,確かにファイルはzipフォルダに変化し,フォルダの内部には多数のタグだらけのxmlファイルが出てきた.しかしこれではタグの嵐で,文書の内容はなんだかさっぱりわからん.ということで,おとなしくMicrosoftのウェブサイトを探したら,旧バージョンのwordでもdocxが開けるような更新ソフトを公開していた.でもなんだかMicrosoftの策略に載せられているようで,いい気がしない:
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=941B3470-3AE9-4AEE-8F43-C6BB74CD1466&displaylang=ja


2月20日 (水)  チュニジアへの書類送信

チュニジアに国際ファックスで共同研究契約に関する書類などを送信した.チュニジアの高等教育省と,2ヶ所の研究機関の,合計3ヶ所宛に送信したのだが,それぞれの宛先に,15〜30枚近くの書類を送信する必要があったので,合計でチュニジアに送信を試みた書類の数は74枚に達した.しかし,このうち高等教育省宛の書類は何回か試してもずっと話し中で送信することができなかった.その理由はよくわからない.仕方がないので,高等教育省へは別の手段での書類提出を模索している.でも,日本から遠く離れたアフリカの国まで,ファックスで大量の書類を送信できるようになっているのだから,便利な世の中だ.あとは,チュニジア側からの応答を待つとともに,高等教育省への書類提出が完了すれば,とりあえず一安心なのだが.


2月18日 (月)  課題メモ

なんだかやたら忙しい…
今月中,やるべき課題がたくさんあって忘れそうなので,自分のためにメモしておく.

20日までにやらないといけないこと:出張書類とチュニジアとの共同研究契約の書類を仕上げて提出すること.
21日までにやらないといけないこと:日中菌類フォーラムのポスター原稿を改訂すること.
22日までにやらないといけないこと:中国での研究交流会の講演要旨を書くこと.22日午前中は北アフリカセンターで会議,午後は大学院授業,夕方は江戸崎.
23日までにやらないといけないこと:菌学会の発表の講演要旨を書くこと.23日は,午後は成田空港に見送り,夕方はたぶん荒川沖.都立高校入試.
25日までにやらないといけないこと:Geastrum属菌の論文の訂正,標本番号の追加.
26日までにやらないといけないこと:ゼミの準備,中国での研究交流会のスライド準備.
27日から3月1日:中国の吉林農業大学に出張.


2月17日 (日)  菌学会の講演要旨

日本菌学会の52回大会が津市の三重大学で5月末に開催される.参加登録と講演要旨の提出は,今月末が締め切りである.わたしも今回の三重大会に参加させて頂く予定だが,まだ講演の内容を決めかねている.そろそろ内容を決めて,講演要旨を書かねばならない.去年の菌学会は筑波大学だったが,今年の開催地は遠方ということもあり,今ひとつ実感がわかず,このあたりで書き留めておかないと,締め切りを忘れてしまいそうだ.気をつけなければ.

ちなみに,三重大学がある津市は県庁所在地としてはこぢんまりとした街で,津駅周辺にもホテルや飲食店の数は限られるようで,宿泊施設などの手配は早めに済ませる方がよさそうだ.わたしも,すでに宿泊施設の予約だけは済ませておいた.なお,三重の学会前は,静岡県と三重県の海浜を,学会後は南紀方面を周遊してきのこ調査などをしようと計画している.


2月15日 (金)  菌類懇話会講演会

すでに様々な媒体によって各方面に周知されているが,来る2月17日(日)に,菌類懇話会による講演会が開催される.参加は会員に限らず,一般の方も参加可能とのことである.事前申込みも不要とのことだ.演者の柴田尚博士は,わたしの所属する筑波大学植物寄生菌学研究室の先輩にあたり,最近,筑波大から博士(農学)の学位を取得され,わたしも,学位論文発表会や学会での講演を拝聴させて頂いた経緯もある.

柴田博士の一番の研究テーマは,富士山亜高山帯針葉樹林における外生菌根菌の群集生態学的研究であろう.柴田博士の博士学位論文では,数十年にわたるフィールドでの菌類の生態調査で得られた厖大なデータを,興味深い考察とともにまとめられている.わたしも,砂浜海岸でのきのこのフィールド調査に際して,大いに参考にさせて頂いている.わたしは17日は残念ながら用事が立て込んでいて,大学を離れられず,参加することができないが,富士山のきのこについて,興味深いお話が提供されることと思う.

講師:柴田 尚博士 (山梨県森林総合研究所)
演題:富士山の亜高山帯針葉樹林を中心とした外生菌根菌の生態
日時:2月17日(日) 14:30〜16:30
場所:駒込地域文化創造館
交通:JR山手線駒込駅北口下車徒歩2分
参加費用:500円(資料代)


2月14日 (木)  五稜郭

北海道函館市にある五稜郭(画像1)は,日本にある数少ない洋式城郭である.幕末に函館奉行所が置かれ,戊辰戦争で有名だが,さすがに巨大で,お堀の周りを歩くのもかなり時間がかかる(画像2).星形の洋式城郭は日本には2箇所あり,五稜郭というと函館の五稜郭が有名であるが,日本にはもう一つある.長野県佐久市にある龍岡城だ(画像3).龍岡城は佐久市の臼田地区にあり,群馬県境の田口峠から山を下り,千曲川沿いの狭い平地に出るあたりにある.函館の五稜郭は巨大だが,龍岡城の五稜郭はこぢんまりとしており,のどかな田園風景の中にある.函館と佐久の両方の五稜郭が,桜の名所として有名であり,春になるときれいな景色を見せてくれる.

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2月13日 (水)  オリゼーの雪像

9日から12日まで,北海道に出かけてきた.青森県の八戸から,青函トンネルを抜けて特急列車で函館市に出た.函館では五稜郭や元町周辺を散策した後,札幌に向かった.札幌では,産総研等で共同研究の打ち合わせや,実験結果等について意見交換をおこなった.その後,札幌雪祭りや,小樽市の小樽運河(画像1)〜手宮洞窟周辺を散策した.雪祭りでは,もやしもんのオリゼー(Aspergillus oryzae;画像2, 3)の雪像が印象的だった.滞在中は吹雪になることもなく,穏やかな天候に恵まれたのも幸いだった.

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